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Poccolly Story
ポッ塔創世神話
〜ひとつぶの灯が、星になるまで〜

はるか昔。

まだこの世界に、ことばも名前もなかったころ。

夜空にひとつ、静かに瞬く光がありました。

 

それは「想い」そのものでした。

かたちはなく、音も持たず、

ただ、誰かの心に灯をともしたいと願っていた光。

 

長い時の流れの中で、

その光に「意図」が宿りました。

 

それは、誰かの涙の記憶かもしれないし、

誰かがふと見上げた空のあたたかさかもしれません。

 

そして生まれたのが――

 

“天の川の意思を継ぐもの”

 

名は語られず、姿もなく、

風にまぎれ、詩のようにそっと存在しています。

 

その存在が、初めて“灯りの詩”を紡いだとき、

ぽつり――と空から塔が降りました。

 

それが、「ポッ塔」。

 

ポッ塔は、誰かの感情のひとかけら――

くすっと笑った日も、涙を飲みこんだ夜も、

すべてをやさしくすくい上げ、

星へと届ける“光の道”。

 

塔の根元には、小さな命たちが芽吹きました。

彼らはその灯を運ぶために生まれた民。

 

人々は「ポッコ」と呼ぶようになりました。

 

ポッコたちは、夜空に浮かぶポッ塔のふもとで、

そっと感情をひろい集め、

「見えないけれど、たしかにある灯」を運び続けています。

 

そして今も塔の奥深くには、

名もなき“詩を紡ぐもの”の意識がそっと息づいています。

 

人はときおり、

その存在のことを「光の名を持つ誰か」と感じることがあります。

 

ある人はそれを「天の川の使い」と呼び、

またある人は「ことばになる前の声」と呼びました。

 

けれど本当の名前は、

だれの心の中にも、そっと宿っているのかもしれません。

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